コーヒーが酸っぱくて苦手!?コーヒーが酸っぱい理由とは?【対処法も】
コーヒーが苦手な方
「コーヒーが酸っぱくて苦手。コーヒー飲めたらカフェとかももっと楽しめると思うんやけどなぁ……。どうやったら飲めるようになるかなぁ?」
こういった疑問に答えます。
☑︎本記事の内容
1. コーヒーが酸っぱい理由とは?
2. 不味いと感じるのは良くない酸味。
3. コーヒー本来の酸味はオエッとならない!
4. コーヒーの酸っぱさを取り除く方法!
出張バリスタをやっているこんろです。私の淹れる酸味系のコーヒーは美味しいと定評があります。ということで、今回はコーヒーが酸っぱい理由についてお話ししていきますね。
目次
1. コーヒーが酸っぱい理由とは?
結論からいうと、コーヒーが酸っぱいのには、2つの理由があるんです。
1つはコーヒー豆が先天的に持つ酸味、もう1つは後天的な要因によってでてくる酸味になります。
あなたの酸っぱいはどっちですか?
1.1 2つの酸っぱい理由がある。
1つ目のコーヒー豆が先天的に持つ酸味とは、果実のような酸味とか、ベリー系の酸味とかいわれたりします。
コーヒーも植物なので、こういった味わいを持っていてもなんら不思議ではないですよね。
レモンが酸っぱかったり、梅が酸っぱかったりするのと一緒です。
もう1つ、後天的な要因によって出てくる酸味というのがあります。
これは、粉で買ってきたコーヒーや、量販店などで買ってきた豆などで出てくることがありますね。
さあ、皆さんが言う酸っぱいはどっちでしょうか?
1.2 豆本来の酸味とそうでない酸味
例えば、エチオピアのコーヒー豆は酸味があるとか、インドネシアのコーヒー豆は苦味がある、と特徴付けられたりします。
これは、豆が元々持っている味わいの傾向を指しています。
なので、エチオピアの豆が酸っぱいというのは、先天的なもので豆が本来持つ酸味ということになります。
でも、インドネシアの例えばマンデリンなんかでも、酸っぱいと感じることがあります。
こちらは、後天的に生じた酸味といえますね。
この辺りは焙煎度合も関わってくることがありますので、あとで詳しく説明します。
2. 不味いと感じるのは良くない酸味。
酸味の中でも、あなたが不味いと感じるのは基本的に良くない酸味です。
酸味が苦手という方は、これのことを言っていることが多いですね。
2.1 不味い酸味とは何か?
不味い酸味とは、一体なんなのでしょうか。
結論からいうと、豆の劣化によって出てくる酸味です。
豆が劣化すると味や風味が落ちるだけでなく、時には悪臭を放ったりします。
また、コーヒーでお腹を壊してしまうという方は、劣化した豆でコーヒーを淹れている可能性があります。
その劣化の悪い影響の1つに、酸味が出てくるというのがあるんですね。
なので、不味い酸味を感じるコーヒーは、飲まない方が賢明です。
2.2 不味い酸味が出るのはなぜか?
不味い酸味が出るのは、豆が空気に触れて酸化していくからです。
食べ物もしばらく冷蔵庫で放っておいて、いつから置いてあるんやろ?と思って食べると、酸っぱ!っていうことがあります。
これと同じことがコーヒーにも起こるわけです。
空気に触れることで酸化は進んでいくので、時間が経てば経つほど酸っぱさは際立っていきます。
また、粉に挽いた状態にすると空気に触れる表面積が増えるので、それも酸化を加速させる要因になりますね。
↪︎酸化を起こした豆は時に腹痛を起こすこともあります。
3. コーヒー本来の酸味はオエッとならない!
コーヒーの酸味が嫌いで……という方がいう酸味とは違って、美味しさを感じる酸味がコーヒー本来の酸味です。
3.1 コーヒー本来の酸味とは何か?
コーヒー本来の酸味とは、よくベリー系の酸味とか、柑橘系の酸味とか言われたりするものです。
これは時間の経過によって出てくるものではなく、焙煎したての新鮮な豆でも感じる良質の酸味です。
豆が持つ本来の味わいになるので、焙煎度合が低い方が酸味を感じやすいですね。
深く煎ればいるほど、焙煎由来の苦味の味わいが優勢になっていきます。
最近では、品質の良い豆の個性的な酸味を味わうために、わざと極浅煎りで出しているお店も多くあります。
スペシャルティコーヒーと呼ばれる特に品質の良いものは、浅煎りでも非常に美味しく風味に特徴があり浅煎りに向いているといえますね。
3.2 酸味を味わいたいならこの豆!
結論から言うと、酸味を味わいたいならアフリカ系のお豆を選ぶと間違いが少ないです。
エチオピアやケニアといった生産国の豆は、美味しい酸味と、華やかな香りを持っています。
特にウォッシュトと呼ばれる精製法で作られた豆は、より豆本来酸味を感じやすいクリアな味わいに仕上がりますね。
もちろん深煎りにしても、その華やかな香りは健在でそれはそれで美味しいのですが、酸味を味わうならやはり浅煎りがいいです。
ミディアムもしくはハイロースト辺りだと、酸味が強すぎずバランスのとれた味わいになります。
普段深煎りのコーヒーを飲んでいるという方は、その華やかさにびっくりすること間違いなしです。
↪︎地域によって、コーヒー豆には一定の味わいの特徴があります。
4. コーヒーの酸っぱさを取り除く方法!
コーヒーの嫌な酸っぱさを取り除く方法は、ずばり新鮮な豆を使うことです。
4.1 新鮮な豆を使えば酸っぱくない!
嫌な酸味を防ぐのは簡単で、焙煎から日の浅い豆を使うことです。
酸っぱいのが嫌で、コーヒーが飲めない……。
という方は、基本的に焙煎から日が経った豆を使っている可能性が高いです。
もちろん、浅煎りやから酸味があって、その酸味が苦手なんやという方もいらっしゃると思います。
でも、少なくとも酸化によるエグ味のあるような酸味ではなく、果実のような酸味です。
1度飲んでみると、きっと今までの酸味とは違うことが実感できるはずですよ。
4.2 豆で買い豆で保存する。
豆で買い豆のままで保存すると、酸化速度を遅らせることができます。
粉にしてしまうと豆の表面積が増え、一気に酸化は進んでいきます。
一般的に、粉で買って美味しく飲める期間は、3日程度といわれています。
豆で買った場合は、2〜3週間は美味しく飲めるといわれますね。
なるべく豆の状態で買い、もし粉で買うことがあれば、すぐに飲みきれる量にしておきましょう。
↪︎美味しいコーヒーを淹れるには、新鮮な豆を買うのが第一歩。
まとめ:コーヒーの酸味は不味くない!スペシャルティコーヒー店で飲むべし。
記事のポイントをまとめます。
1. コーヒーが酸っぱい理由とは?
2. 不味いと感じるのは良くない酸味。
3. コーヒー本来の酸味はオエッとならない!
4. コーヒーの酸っぱさを取り除く方法!
こんな感じ。
記事内でもちらっといいましたが、スペシャルティコーヒー専門店では、浅煎りのお豆を扱っていることが多いです。
品質の良い豆になるので、本来の味わいを存分に味わってほしいという思いがあるからですね。
ぜひ、良いお店で美味しい酸味のあるコーヒーを味わってみてください!
コーヒー屋・フリーランスWebマーケター|ミニマリスト|心の病気・通勤中に倒れる ▶︎ 教師辞める ▶︎ 全国を回る出張バリスタ・Webライター ▶︎ 実店舗オープン・Webマーケター|店番しながら仕事したり、コーヒー飲みながら仕事したり。