ブレンドコーヒーとは?他のコーヒーとの比較や選び方を紹介
「ブレンドコーヒーってなんだろう?」「ブレンドコーヒーって他のコーヒーと何が違うの?」
今回はそういった方へ向けて、ブレンドコーヒーについて分かりやすく説明していきます。
この記事を読めば、ブレンドコーヒーとはいったい何なのかが分かり、あなたの好みのコーヒーを選ぶことができるようになります。
目次
ブレンドコーヒーとは?
ブレンドコーヒーとは、簡単にいえば2種類以上のコーヒー豆を混ぜたコーヒーのことをいいます。
例えば、ブラジル産の豆とエチオピア産の豆を混ぜたり、あるいはそこにコロンビアを加えたりしたものがブレンドコーヒーです。
「ブルーマウンテンブレンド」など単一銘柄の名前が付いているものがありますが、こういった豆には30%以上の銘柄名の豆(ここではブルーマウンテン)が含まれています。
ほとんどの喫茶店やカフェにはその店の名を冠したブレンドコーヒーがあり、お店の看板コーヒーとなることも多いです。
アメリカンコーヒーとは?
アメリカンコーヒーは「お湯の量の多い味の薄いコーヒー」と思われがちですが、実はそうではありません。
アメリカンコーヒーとは、浅煎りの焙煎豆を使って淹れたコーヒーのことを指します。
味わいとしては、さっぱりとした酸味があり苦味が弱いというのが特徴です。
ちなみに、多くの人が「アメリカンコーヒー」と勘違いしているのは、「アメリカーノ」というエスプレッソアレンジで、エスプレッソをお湯で割って作られます。
レギュラーコーヒーとは?
レギュラーコーヒーとは、挽いたコーヒー豆を使ってドリップしたコーヒーのことです。
市販で売られている場合には、コーヒー豆やコーヒー粉の状態のことを指すこともあります。
なので、ブレンドコーヒーはレギュラーコーヒーとして飲まれることもありますし、インスタントコーヒーとして飲まれることもあるということです。
ちなみに、「レギュラーコーヒー」というのは「インスタントコーヒー」との区別をつけるために作られた和製英語です。
インスタントコーヒーとは?
インスタントコーヒーとは、多くの人がご存知の通りお湯に溶かして飲めるタイプの即席のコーヒーです。
インスタントコーヒーには、主に2種類の製法があります。
1つは「フリーズドライ製法」といって、コーヒー液を凍結させ砕くものです。
もう1つは「スプレードライ製法」といって、コーヒー液を吹き付けて水分を飛ばしたもののことをいいます。
一般的にはフリーズドライ製法の方が風味や香りが飛びにくいというのが特徴です。
ストレートコーヒーとは?
ストレートコーヒーとは、ブレンドコーヒーと対照的に単一のコーヒー豆で作るコーヒーのことです。
国名でくくられることもありますし、さらに細かく地域や農園単位でくくられることもあります。
例えば、「ブラジル」や「キリマンジャロ」といったようなコーヒーはストレートコーヒーです。
ストレートコーヒーはブレンドコーヒーと対になるコーヒーの呼び方だといえます。
ブレンドコーヒーのメリット・デメリット
ブレンドコーヒーは収穫されたコーヒーの人の手が加わり味わいが調整されます。
そんなブレンドコーヒーのメリットやデメリットは何なのでしょうか?
ブレンドコーヒーのメリット
ブレンドコーヒーのメリットを1つ挙げるとするならば、基本的には味わいのバランスが良いということです。
多くの喫茶店ではブレンドコーヒーをお店の看板としているため、多くの人が「美味しい」と思うようなコーヒーを作っています。
具体的には、強い苦みや酸味があることは少なく、飲みやすく万人受けするような味わいのことが多いでしょう。
もちろん、お店によってはあえて個性を出したブレンドを作っていることもあります。
ブレンドコーヒーのデメリット
ブレンドコーヒーのデメリットは、悪く言えば味わいが単調になりがちだということです。
いくつかの豆を合わせて作るので平均的な味になりがちで、驚くほど刺激的なコーヒーというわけではないかもしれません。
例えば、「キリマンジャロ」は強い酸味が特徴ですが、ブレンドの仕方によってはマイルドな味わいに調整されます。
コーヒーが好きで特徴的なコーヒーに出会いたいという方は、ストレートコーヒーを選んでみるのも良いでしょう。
ブレンドコーヒーの選び方
「ブレンドコーヒー」と一言で言っても、ブレンドに使われる豆によって大きく味わいが異なります。
ブレンドコーヒーをいくつか扱っているお店では、どのブレンドコーヒーを選んだらいいのか迷ってしまうでしょう。
そんなときには、ブレンドに使われている豆の特徴を把握しておき、それを参考にしてブレンドコーヒーを選んでみてください。
酸味が好きな方へ
酸味が好きな方におすすめのブレンド豆は、以下の通りです。
- キリマンジャロ
- コロンビア
- ケニア
キリマンジャロやケニアなどのアフリカ産の豆は、特に酸味に特徴があります。
一方でコロンビアは、どちらかといえばバランスがよく酸味が感じられる中にも、飲みやすいのが特徴です。
また、浅煎りのブレンドであれば、より酸味の特徴が出やすいでしょう。
苦味が好きな方へ
苦味が好きな方におすすめのブレンド豆は、以下の通りです。
- マンデリン
- トラジャ
- バリ神山
上の3つはどれもインドネシア産の豆ですが、どれもスパイシーな苦味が特徴的でコクが感じられます。
ブラジルなどとブレンドされることが多く、苦味の中にも甘みや香ばしさが感じられるでしょう。
また、深煎りのブレンドではより苦味が出やすく、エスプレッソなどにしても美味しくいただけます。
香りが好きな方へ
香りが好きな方におすすめのブレンド豆は、以下の通りです。
- ブルーマウンテン
- エチオピア
- モカマタリ
ブルーマウンテンはジャマイカ、モカマタリはイエメン産のコーヒー豆です。
エチオピアの豆もイエメン同様にモカコーヒーといわれますが、これらの豆は「モカ香」といわれワインフレーバーとも称される独特の発酵の香りがあります。
浅煎りや中煎りあたりでより特徴的な香りを楽しむことができるでしょう。
まとめ:ブレンドコーヒーをブレンド豆で比較して選んでみよう
今回は、ブレンドコーヒーについて説明してきました。
本記事の要点は、以下の通りです。
- ブレンドコーヒーとは2種類以上の豆を混ぜて作ったコーヒーのこと
- ブレンドコーヒーはバランスの取れた味わいが特徴で誰もが飲みやすい
- ブレンドに使われている豆で選ぶと好みのブレンドコーヒーを選べる
この記事を参考にすることで、ブレンドコーヒーとはいったい何なのかが分かって、あなたの好みのコーヒーを選ぶことができれば嬉しいです。
コーヒー屋・フリーランスWebマーケター|ミニマリスト|心の病気・通勤中に倒れる ▶︎ 教師辞める ▶︎ 全国を回る出張バリスタ・Webライター ▶︎ 実店舗オープン・Webマーケター|店番しながら仕事したり、コーヒー飲みながら仕事したり。