ドリップケトルの『なんで?』
コーヒーを淹れるときに、ドリップケトルを使った方が良いといわれます。
ただ、なんでドリップケトルをわざわざ使うのでしょうか?
「別にやかんでもいいじゃん」と思いませんか?
僕はコーヒーを始めた当時(中学生くらいでしょうか)、「なんやあのほっそいやかんは」と思っていました。
まず、やかんでコーヒーを淹れるとなんで都合が悪いのでしょうか?
色々考えられると思いますが、一番は、お湯がドバっと出てしまうことですよね。
ドリッパーに粉を入れて、そこにへやかんを傾けると、その大きな注ぎ口から、お湯が勢いよく滝のように溢れ出る。
すると、想像してほしいのですが、粉というか、コーヒー液というかが、びちゃびちゃっと飛び散りますよね?
さて、ここ数年で「撹拌ドリップ」という、コーヒー粉をかき混ぜながら抽出する方法が出てきました。
また、サイフォン式でも抽出時にコーヒー粉をかき混ぜたりします。
これは、コーヒー粉を撹拌させることによって、味を出やすくしているからなんですね。
ただ、これをやり過ぎてしまうと、良い味を超えて、悪い味(雑味・エグ味)が出てきてしまうのです。
やかんでドリップするとこの撹拌がされ過ぎてしまう、加えて無造作に行われてしまうので、味が落ちてしまいます。
一方、注ぎ口の細いドリップケトルでは、優しく注ぐことができるので、粉が暴れず、雑味やエグ味が出るのを抑えることができるのです。
ということで、「ドリップケトルの『なんで?』」に対する僕の回答は、「ドリップケトルで優しく注ぐと、粉が暴れずに済むので、雑味やエグ味を抑えられる」とします。
皆さんのご意見、ご質問、感想、また、他に取り上げて欲しい『なんで?』がありましたら、じゃんじゃん、Facebookグループのコメントに書いてってください!
追記:
ドリップケトルで入れたコーヒーが美味しい理由はちゃんとあったんですね☺️
私はドリップケトルでお湯を注ぐ時の、あの柔らかいコポコポっという音が好きです✨
ふっくら膨らんだ粉の上に注がれるお湯の音に、何だか癒されます。
(ナオさん👩)
コーヒー屋・フリーランスWebマーケター|ミニマリスト|心の病気・通勤中に倒れる ▶︎ 教師辞める ▶︎ 全国を回る出張バリスタ・Webライター ▶︎ 実店舗オープン・Webマーケター|店番しながら仕事したり、コーヒー飲みながら仕事したり。