「水出しコーヒーが苦くて飲みづらい」
「渋味に似たような苦味が出てしまう」
水出しコーヒーの淹れ方は工夫の余地がないと思うかもですが、
実は、淹れ方を工夫すれば飲みやすいコーヒーが淹れられます。
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目次
水出しコーヒーが苦い……。こんな淹れ方してませんか?
水出しコーヒーが苦いという方は、以下のポイントを要チェックです⇩
水出しコーヒーの渋みや苦味は上記の要因で出ます。
水出しコーヒーが苦くなってしまうとき、
コーヒーに何が起こっているのかというと、
ほとんどがこの2パターンに集約されます。
『豆が古い』『粉で保管している』は①の劣化による渋味なので、
焼きたての豆を買い、適切な保管をすれば苦味を抑えられます。
水出しコーヒーの苦味を抑えて甘みを引き出す淹れ方【レシピ】
焼きたての豆を、適切に保管していることを前提として、
以下のレシピのような淹れ方をすれば、苦味が抑えられます。
抽出時間は目安で、7時間以上になっても良いですが、
短すぎると薄い水出しコーヒーになってしまうので注意です。
気を付けるべきは焙煎度と挽き方で、
深すぎたり細すぎたりすると苦味・渋みの原因となります。
中煎り・中深煎り程度のブラジル(や中南米産の豆)は、
ナッツやチョコレートを思わせる甘みが特徴的です。
上手く抽出すると洋酒にも似たような味わいも感じられます。
個人的には『ブラジル・モンテアレグレの中深煎り』がお気に入りですね。
水出しコーヒーの「苦味」に時間や豆の量は関係ないのか?【理由】
上の水出しコーヒーの淹れ方レシピでは、
抽出時間や豆の量に関して特に触れませんでした。
結論からいってしまうと「苦味」には関係がありません。
豆の量・水の量は味の濃さに関係するものです。
なので、味が濃くなって「苦味」と感じることは、
確かにあるかもしれませんが、実は苦いわけではありません。
一方で、抽出時間は酸味・苦味に関係していそうです。
ただ、水出しコーヒーにおいては抽出時間はほとんど関係ありません。
なぜなら、水出しコーヒーの抽出原理は浸透法と呼ばれるもので、
一般的なハンドドリップとは抽出方法が全く異なるからです。
コーヒーの成分が水に溶けだし飽和状態となると、
それ以上水に成分が溶け出すことはなく抽出は止まります。
よって、7時間抽出も8時間抽出も味わいに差はほとんどないのです。
水出しコーヒーの「苦い」は少々特殊!
水出しコーヒーの苦味を抑える淹れ方は以下です⇩
これでも苦いのであれば、挽き方を少し粗くしてみてください。
また、淹れ方で分からないことがあればLINEでも聞いてくださいね!
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