コーヒー豆のちょうどよい量は?スプーンでの測り方とマグカップの場合も解説
コーヒーは豆から淹れると美味しいですが、自分で淹れると想像と違った味になった経験はありませんか。
おいしいコーヒーを淹れるために、まずは適切なコーヒー豆の量を知りましょう。
コーヒー豆の量を測る方法は、主にスプーンかデジタルスケールですが、スプーンの場合は注意が必要です。
この記事では、コーヒー豆の適切な量、測り方や注意点、アイスコーヒーの場合のポイントを解説します。
適切な量が分かれば、コーヒー豆を無駄なく使うことができますよ。
目次
コーヒー豆のちょうどよい量は?
はじめにコーヒー1杯分の豆の量を確認しておきましょう。
コーヒー1杯の量は120~150㏄、コーヒー1杯の豆の量は8~12gが一般的です。
代表的なメーカーが推奨するコーヒー1杯(120㏄)の豆の量は以下のとおりです。
- ハリオ:12g
- カリタ:10g
- メリタ:8g
もう少し濃いめが好き、薄い方がよいと感じた場合は、コーヒー豆の量を加減してください。
メーカーごとに豆の量が違うのは、メーカーの考えるおいしいコーヒーの味が違うからです。
各ドリッパーでリブ(溝)の形状や深さに違いがあり、このような差が出来ています。
コーヒー1杯分の豆の量は?
コーヒー1杯の量は120㏄で、豆の量は10gが基本です。
- 1杯分(120cc):10g
- 2杯分(240cc):18g
- 3杯分(360cc):25g
- 4杯分(480cc):30g
コーヒーが濃く感じる人は1杯の抽出量を調整してください。
その際は10㏄ずつ調整するのがポイントとなるため、少しずつ様子を見ましょう。
また、1杯だけ淹れるよりも、複数杯を一度に淹れたほうがおいしく淹れられますよ。
マグカップのコーヒー豆の量は?
マグカップ1杯の量はおよそ240㏄で、コーヒーカップ2杯分です。
豆の量は18gとなり、カップの大きさに対する豆の量は以下のとおりです。
- コーヒーカップ(120㏄):10g
- マグカップ(240㏄):18g
- タンブラー(350㏄)25g
お手持ちのカップの容量はそれぞれ違うと思いますが、参考にしてみてください。
スプーン1杯あたりのコーヒー豆の量は?
ドリッパーを買うとコーヒーメジャー(メジャースプーンと呼ぶ場合もあります)が付いてきます。
各メーカーの目指すコーヒーの味によって違いますが、ドリッパーに付いてくるコーヒーメジャーでは10g前後測ることができます。
- ハリオ:12g
- カリタ:10g
- メリタ:8g
- コーノ:12g
ハリオのコーヒーメジャーは内側に目盛りが付いており、8gと10gを測れるようになっていますが、すり切りで測った場合は12gです。
コーヒー豆の量の測り方は?
コーヒーをドリップする際に、コーヒーメジャーで豆を測る人も多いでしょう。
コーヒーメジャーはデジタルスケール比較すれば、正確性では劣りますが手軽に測れるのがメリットです。
一方、コーヒーにこだわりがある人は、デジタルスケールで測る場合もあります。
デジタルスケールは0.1g単位で正確に豆を測ることができます。
コーヒーの味は豆の量で大きく左右されるため、安定しておいしく淹れたいのであればデジタルスケールの使用がおすすめです。
また、コーヒーは豆の量を0.5g増減させるだけで変化します。
はじめは難しく感じますが、それもコーヒーの楽しみです。
コーヒーメジャーを使った場合と、デジタルスケールを使った場合について詳しく見ていきましょう。
コーヒーメジャーを使用する
コーヒーメジャーのメリットは手軽さです。
使用する際はコーヒー豆を入れている容器に一緒に入れると、片づける手間もありません。
焙煎度合いによってコーヒーメジャー1杯のグラム数は変わりますが、コーヒーの味を大きく左右するほどではありません。
コーヒーメジャーに慣れると、安定して同じ量を測れるようになります。
その後、デジタルスケールを導入すると、より明確にアプローチできるようになります。
デジタルスケールを使用する
デジタルスケールのメリットは、正確性です。
0.1g単位で測れるので、安定した味のコーヒーが淹れられるようになります。
また、コーヒーの味は0.5gごとに変わるため、デジタルスケールで正確に測って、求める味を追求するのもよいでしょう。
- 全体の味が苦く、重い:豆を0.5g(豆4つ)単位で減らす
- コクがなく甘みが少ない:豆を0.5g(豆4つ)単位で増やす
片づける手間はありますが、安定した味でコーヒーを淹れたい人は、ぜひデジタルスケールを導入してください。
ホットコーヒーとアイスコーヒーでコーヒー豆の量は違う?
豆の量はアイスコーヒーもホットコーヒーと同じです。
氷で冷やす過程で薄くなることを考慮し、お湯の量を減らして、濃く抽出するのがポイントです。
具体的な抽出量については、以下の表を参考にしてください。
杯数 | 抽出量 | 氷の量 | 豆の量 |
1杯(120g) | 60㏄ | 60㏄ | 10g |
2杯(240g) | 120㏄ | 120㏄ | 18g |
3杯(360㏄) | 180㏄ | 180㏄ | 25g |
4杯(240㏄) | 240㏄ | 240㏄ | 30g |
アイスコーヒーを抽出する際は、ホットの半分量を抽出し、残り半分を氷で補います。
おいしいアイスコーヒーを淹れるポイントは、先に氷を入れておくことです。
あとから氷を入れて冷やすよりも、一気に冷やすことで風味が立ち、しっかりした味のアイスコーヒーになります。
美味しいコーヒーは淹れるために適切な量のコーヒー豆を使用しよう
おいしいコーヒーを淹れる最初のステップは、豆の量を正確に測ることです。
コーヒーを淹れる度に豆の量が違えば安定した味にはなりません。
コーヒー豆の量は以下のとおりです。
- 1杯分(120cc):10g
- 2杯分(240cc):18g
- 3杯分(360cc):25g
- 4杯分(480cc):30g
また、豆を測る際は手軽なことからコーヒーメジャーを使うのが主流です。
ただ、すくったときの加減や焙煎度合いで0.5~1gの違いが出てしまうので、デジタルスケールを使って測るのが理想です。
アイスコーヒーは濃いめに淹れて氷で氷の解け具合で濃さを調整します。
杯数 | 抽出量 | 氷の量 | 豆の量 |
1杯(120g) | 60㏄ | 60㏄ | 10g |
2杯(240g) | 120㏄ | 120㏄ | 18g |
3杯(360㏄) | 180㏄ | 180㏄ | 25g |
4杯(240㏄) | 240㏄ | 240㏄ | 30g |
コーヒー豆の量が分かったら、道具や淹れ方にもこだわりたいですね。
こちらの記事では初心者がはじめに揃えたいコーヒー道具と、淹れ方を紹介しています。
ぜひ、おいしいコーヒーを淹れる参考にしてください。
妻の「おいしいね」が聞きたくて。きっかけは結婚式の引き出物。そこで頂いたドリップバッグの香りに魅せられてコーヒーの道へ。お小遣いの範囲で楽しめるのがコーヒー、少しずつ道具を揃えて毎朝妻と私の分をドリップしています。寝ぼけ眼で「いい匂い、今日もおいしいね」コーヒーの香りと一緒に幸せが広がります。妻のおいしいねが聞きたくて、今日も豆を挽いています。