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カフェを開くには?必要な資金や資格を徹底検証!失敗例もご紹介!

カフェを開くには?必要な資金や資格を徹底検証!失敗例もご紹介!

コーヒーや紅茶が好きだったり、食への関心が強かったりすると、一度は自分のカフェを開いてみたいと思ったことはありませんか。

カフェを開くには、「食品衛生責任者」という資格が必要です。

資金の相場は500~600万円で、規模や内装、立地により変動します。

しかし、初心者の場合は、いきなりカフェを経営するのは難易度が高く、失敗すると大きな損失を出してしまう場合があります。

そのため、まずは小規模から始めることがおすすめです。

この記事では、カフェを開くための資格や資金について、カフェ経営の失敗例、損失を最小限に抑えるためのスモールスタートする方法を紹介します。

何だか難しそうと思っているカフェ開業の事前準備について知ることができるので、自分のお店を持つ際のイメージを掴むことができます。

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カフェを開く際に必要な資格

カフェを開く際に必要な資格

カフェを開くには食品衛生責任者の資格が必須です。また、収容人数が多い場合は防火管理者の資格も必要になります。

カフェを開くときに必要な資格を表にまとめたのでご覧ください。

内容 管轄
食品衛生責任者 飲食店開業に必須。
講習の受講で修得可受講料は1万円程度
各都道府県の食品衛生協会
防火管理者 収容人数30名以上で必須

講習の受講で取得可

延べ面積300㎡以上(甲種)2日で10時間で取得可

延べ面積300㎡未満(乙種)1日5時間で取得可

受講料:甲種7500円乙種6500円

日本防火・防炎協会
飲食店営業許可申請 飲食店を営業する際に必須

厨房、食器棚、空調等の規定あり

設計士に要相談

食品衛生法
開業(廃業)等届出書 独立開業で必須

審査は無し

開業開始から1か月以内に提出

管轄の税務署
青色申告承認申請書 確定申告時に最高65万円の控除が受けられる 税務署

また、必須ではありませんが、調理師免許や栄養士、コーヒーを淹れる技術の資格を取得してもよいでしょう。

スキルアップにもつながりますし、お客様へ完成度の高い商品を提供できるので、オーナーとして信頼感が増します。

コーヒーに関する資格や検定については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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カフェを開く際に必要な申請

カフェを開く際に必要な申請

カフェを開くには、いくつかの資格が必要ですが、資格のほかに取らなければいけない許可があります。

代表例が、飲食店営業許可で、アルコールを提供する場合や収容人数によっても必要な申請は異なります。

管轄の届出先に申請すれば取得できますが、期日までに申請取得しないと開業できない場合もあるので、忘れないように注意しましょう。

必要の資格と混乱してしまいますが、一つずつ確認していけば大丈夫ですので一緒に見ていきましょう。

カフェ開業に必須の申請

カフェの開業に必須の申請は以下の7つです。

届出先がそれぞれ違うので、申請前の確認が肝心です。

また期日も決まっているので、遅れないよう余裕を持って申請しましょう。

必要な条件 届出先 期日
飲食店営業許可 必須 保健所 店舗の完成10日前
防火管理者選任届 収容人数30人以上 消防署 開業日まで
防火対象物使用開始届 店舗の規模により要否が変る 消防署 開業7日前
火を使用する設備等の設置届 火を使用する設備の設置 消防署 設備設置前まで
個人事業の開廃業等届出書 個人で開業する場合 税務署 開業から1か月以内
労災保険の加入手続き 雇用形態を問わず従業員を雇う場合 労働基準監督署 雇用開始の翌日から10日以内
雇用保険の加入手続き 従業員を雇う場合 公共職業安定所 雇用日の翌日から10日以内

カフェスタイルにより必要な申請

開業するカフェのスタイルによっては、さらに必要な申請があります。

主に食事を提供するのか、深夜0時以降に酒類を提供するかによって違いがあります。

開業するカフェのスタイルによって申請が必要な許可が違いますので、確認しておきましょう。

なお、カフェ開業に調理師免許は必要ありません。

必要になるスタイル ポイント
菓子製造業許可申請 お店でパンやお菓子を製造し、テイクアウトする場合 お店で食べるのみなら不要の場合がある
深夜における酒類提供飲食店営業営業開始届出書 深夜0時以降に酒類を提供する場合 申請先:警察署

届出期日:営業開始10日前

深夜0時以降でも料理が主の場合は必要ない

風俗営業許可 お客の隣に座って接待する場合

カフェではあまりないスタイル

申請先:警察署

届出期日:営業開始約2か月前

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カフェを開くために必要な資金

カフェを開くために必要な資金

カフェの開業に必要にはある程度の資金が必要です。

全額を自己資金で用意する必要はありませんが、おおよそ500~600万円必要です。

カフェを開く際に必要な資金の内訳(一例)は以下のとおりです。

  • 物件取得費:約120万
  • 内装工事費:約50万
  • 備品:20万~30万
  • 運営資金:約100万
  • 宣伝広告費:40~50万
  • 設備費:約200万

このうち、物件取得費や内装工事費は立地条件によって大きく変わります。

テーブルやイス、カップなどはカフェの雰囲気を作るうえで大切な要素です。

しかし内装は、こだわり出すと必要な金額はどこまでも高くなってしまうため、予算とのバランスをしっかり考えましょう。

カフェの開業についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。

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カフェを開くには助成金制度を活用しよう

カフェを開くには助成金制度を活用しよう

カフェを開く際は大きな資金が必要ですが、自己資金や借入金だけでなく、助成金や補助金を上手に活用しましょう。

助成金や補助金を利用すると、その分を運転資金にあてられます。

返済の義務はありませんが、申請の条件や審査が必要など、いくつか注意点があります。

  • 必要な書類が多い:採用条件確認書・数ヶ月分のタイムカード等
  • 申請日:定員が限られている場合が多い

助成金や補助金の利用を考えている人は普段から申請開始の情報をチェックしましょう。

また、カフェの開業に詳しい司法書士、行政書士などに相談するとよい解決策が見つかることもあります。

活用できる助成金について

助成金の主な管轄は厚生労働省で、対象は人材育成や処遇の改善などが中心です。社員を雇用して運営を考えている人は検討してみましょう。

注意点は費用が先払いである点と、申請から受給まで数ヶ月かかる場合がある点です。

カフェ開業時に利用しやすい補助金がこちらです。

キャリアアップ助成金(正社員化コース) 受動喫煙防止対策助成金 外国語ホームページ新規作成費用支援助成金
ケース スタッフを正社員に転換する場合 喫煙室の設置、換気装置の設置 外国人向けホームページの作成
助成額 最大57万円 費用の最大2/3・上限100万円 費用の最大1/2・上限100万円
ポイント 正社員以前の雇用期間が3年以下・基本賃金5%増額等 工事発注前に申請。

運用後の報告義務アリ

訪日外国人客を対象
管轄 厚生労働省 厚生労働省 東京観光財団

活用できる補助金について

補助金で利用しやすいのは、新規で開業するときに賃料を補助してくれるものです。

たとえば東京都では「新規開業賃料補助金」があるので、内容と条件をまとめました。

  • 補助内容:月額賃料の1/3(最大5万円)→1年間
  • 要件:創業1年未満・区内に事業所がある・住居と兼用しない
  • 募集枠:最大25件

補助金はカフェの開業後1~2年までの期間、1/2~1/4程度の家賃補助が受けられる場合が多いです。

同様の補助金は東京都以外の道府県にもあるので、関心のある人はホームページ等で確認してみましょう。

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カフェを開くには失敗例

カフェを開くには失敗例

「おしゃれなカフェでおいしいコーヒーを淹れる」

カフェを開く当初はそのようなイメージを持っていても、経営が上手く行かず失敗する例もあります。

よく耳にする失敗例は以下のようなものがあります。

  • 最初から大きな投資をしてしまった
  • 収支計画や採算管理がルーズ
  • 集客施策ができていなかった

多くのケースでは、計画の段階で回避できる可能性があります。

カフェを開いた際の失敗例を参考に、堅実な経営を目指しましょう。

最初から大きな投資をしてしまった

カフェ経営でよくある失敗が初期投資をかけすぎることです。

初期投資が大きくなると運営資金を圧迫し、経営が安定するまでの資金に影響します。

お店の装飾やカップなどにこだわりすぎて、投資額が大きくなりすぎるのは避けて、見込める収入と投資のバランスを考えましょう。

はじめはキッチンカーや小さなお店から始めると、投資額を抑えてリスクも最小限にできますよ。

収支計画や採算管理がルーズ

カフェの経営が失敗する原因に、収支計画や採算管理がルーズなことも挙げられます。

一人あたりの客単価がほかの業種よりも低いため、経費をしっかり管理しなければ利益は上がりません。

経営を維持するために必要な収入を把握し、あらゆるリスクを想定して現実的な経営戦略を立てましょう。

集客施策ができていなかった

カフエ経営で集客施策ができないのは致命的です。

開店当初は知人が来店してくれますが、数か月後には閑古鳥が鳴くというのはよくある話です。

最近では、SNSを定期的に発信することで、集客に活用している店舗が多くあります。

お店の認知だけではなく、ファンを獲得する有効な手段の一つと言えるでしょう。

当サイトCOWRITE COFFEEも、実店舗の様子をInstagramやYouTubeで発信しています。

CORWITE
Instagram YouTube

カフェを開きたい人におすすめの手段

カフェを開きたい人におすすめの手段

カフェで働いたことのない人が、いきなり経営するのはハードルが高いでしょう。

そこで、まずはカフェのアルバイトや社員を経験し、カフェとはどういったものなのかを掴むことが大切です。

ほかにもカフェ経営で経験したほうがよいことがあります。

  • フランチャイズでサポートを受けて開業する
  • リスクの低い移動販売から始める
  • 副業でカフェを始める
  • 自宅で開業し家賃を節約する

アルバイトで経験を積む必要性も含めて1つずつ見ていきましょう。

アルバイト・社員になり経験を積む

カフェだけでなく、飲食店で働いた経験がないまま開業するのは危険です。

まずはアルバイト、できれば社員とし経験を積みましょう。

なかでも、雇われ店長として経験を積むのは大きな財産になります。

雇われ店長なので決定権はありませんが、カフェ経営のノウハウを学べます。

募集要項に「新規店舗の店長候補」と書かれた求人をチェックしてみましょう。

自分に向いているか確かめるだけでも意味のあることですよ。

フランチャイズでサポートを受けて開業する

リスクを抑えて開業するには、フランチャイズでサポートを受けて開業するのも有効です。

エリア調査やマーケティング、開業後の経営相談まで、たくさんのサポートを受けられます。

知名度の高いフランチャイズなら、集客面でも有利です。

加入後は毎月ロイヤリティを払う義務が発生しますが、開業の流れを経験したり、技術研修を受けられたりなどのメリットがあります。

リスクの低い移動販売から始める

移動販売のメリットは家賃がかからない、初期費用を低く抑えられるなどです。

店舗を構えると立地によって集客が難しい場合があります。

しかし、移動販売は文字通り移動するので、お客さんのいるところへ出向いて販売できます。

移動販売で周知をすることで、開業前の宣伝効果もあるでしょう。

本業をしつつ週末カフェに挑戦する

働き方改革で副業への関心が高まっています。

副業の選択肢として、週末カフェに挑戦してみるのもカフェの開業前にはよい経験になります。

週末カフェを経営している人は、本業で働きつつ週末にお店を間借りして営業しているケースが多いです。

週に1~2日だけ店舗を貸してくれるオーナーを探せるかがポイントですが、上手く見つけられればリスクを抑えての開業か可能です。

本格的にカフェを始める前に腕試しをしたいという人は検討してみましょう。

自宅カフェで家賃を節約する

自宅カフェは自宅の一部を改装し、カフェスペースとするスタイルです。

大幅な改装をする場合は費用が大きくなりますが、保健所の審査を通すためだけの改装であれば少ない資金での開業が可能です。

自宅で開くので、ご近所からの集客が開業当初から見込めるでしょう。

カフェを開くには事前準備が必要

カフェを開くには、「食品衛生責任者」の資格と「飲食店営業許可」の申請が必要です。

また開くカフェの収容人数や営業形態により、必要な資格や申請が異なってきます。

いずれの資格、申請も、まずはどのようなカフェを開くのかを明確にしておくことで、事前の準備がスムーズになります。具体的なイメージを膨らませてみましょう。

資金の相場は500~600万円で、規模や立地条件により変動します。

カフェ経営に関して初心者の場合は、いきなり個人でカフェを経営するのは難易度が高い傾向にあります。

まずはカフェでアルバイトを経験したり、テイクアウト専門店や移動販売など小規模から始めたりすることがおすすめです。

カフェの経営をする前に自分が淹れたコーヒーを飲んで欲しいという人はこちらの記事が参考になるかと思います。

COWRITE COFFEEでは、公式LINEを運営しています。

コーヒーについて、質問や知りたいことがあれば、ぜひ登録してみてくださいね。

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