フレンチプレスのコーヒーがまずく感じる理由は？おいしい淹れ方のコツ

せっかく自宅でおいしいフレンチプレスのコーヒーをと思ったのに、いざ淹れてみるとまずいなんて残念ですよね。

この記事を読めば、まずくなる原因を解決し、自宅でおいしいフレンチプレスを楽しめるようになります。

フレンチプレスがまずくなる原因を解決し、自宅で気軽においしくフレンチプレスが楽しめる方法を紹介します。

フレンチプレスの淹れ方のコツやコーヒー豆のひき方を確認し、おいしいコーヒーを楽しみましょう。

フレンチプレスがまずいと感じられる原因

今回はフレンチプレスのコーヒーがまずいと感じる原因と、解決方法を紹介をしていきます。

おいしいコーヒーを淹れるには、フレンチプレスが手軽で簡単だと聞いて試したけれどおいしくなかった。

そんな人はまず、フレンチプレスとハンドドリップではそもそもの抽出原理が違うことを理解しておきましょう。

ハンドドリップは透過式というお湯が豆を通り抜けていく抽出方法で、スッキリしたコーヒーになります。

対してフレンチプレスは浸漬式といって、ハンドドリップよりも長くお湯と豆を触れさせて抽出します。

抽出時間が長いので淹れ方を間違えるとエグミが出てしまいますが、正しく淹れれば深く、コクのあるコーヒーになります。

好みの問題もありますが、1度失敗したからといってフレンチプレスがまずいと言わずに、何度か試すことをおすすめします。

フレンチプレスで淹れるコーヒーがますくなる原因を説明しますので、自分が間違った淹れ方をしていないか確かめてみてくださいね。

豆の品質が悪い

1つめの原因は、豆の品質が悪いことです。

豆とお湯をじっくり触れさせて抽出するフレンチプレスは、品質の悪い豆だとコーヒーの味に直接影響します。

逆に品質のよい豆を使えば、まずいと思い込んでいたフレンチプレスが劇的においしくなります。

フレンチプレスに適したコーヒー豆は、焙煎したてであり、挽き立ての豆を使うこと。

いつ焙煎したか分からない、粉の状態で売られている豆を使うのは避けましょう。

豆の挽き方が細かい

2つめの原因は、豆の挽き方が細かいことです。

抽出時間を長く取るフレンチプレスでは、いつもの挽き方では濃く出てしまいます。

適切な挽き具合は中粗挽き。

見た目はグラニュー糖とザラメの中間です。

ミルの設定は、ドリップコーヒーを淹れるときよりも粗く設定しましょう。

少しずつ調整して好みの挽き方を見つけてください。

お湯の温度がぬるい

フレンチプレスに適したお湯の温度は95℃以上。

ぬるいと酸味が出てしまい、フレンチプレス独特の苦みやコクが出ずにおいしいコーヒーが楽しめません。

お湯は沸かしたてを使います。

また沸騰したてのお湯を扱うのは危険ですので、やかんと器具の動線をイメージして、つまずかないように注意しましょう。

フィルターがしっかり洗えていない

フレンチプレスでは金属フィルターを使うので、目詰まりさせないように、使用後はしっかり洗いましょう。

またペーパーフィルターと違い、金属フィルター内にコーヒーのカスが残ってしまいます。

コーヒーのカスを放置すると酸化して、次回コーヒーを淹れる際に雑味の原因となります。

淹れる度においしく淹れられるように、使用後はフィルターだけでも外して、ブラシなどできれいにしておきましょう。

フレンチプレスで美味しいコーヒーを淹れる手順・方法

本来フレンチプレスは、誰でも簡単に淹れられる抽出方法なので、淹れ方の手順さえ理解すればおいしいコーヒーになります。

また、プランジャーと呼ばれる金属フィルターを押し下げるだけなので、難しい操作はありません。

フレンチプレスでおいしいコーヒーが淹れられないという人は、ここで紹介する淹れ方で試してみてください。

これで自宅でも気軽においしいフレンチプレスのコーヒーが楽しめますよ。

手順1・コーヒー粉とお湯の分量をきちんと量る

フレンチプレスの抽出方法はシンプルなので、コーヒー粉とお湯の量がダイレクトに味わいへ影響します。

メジャースプーンでコーヒー豆の量を量ってもよいですが、1g単位で重さを量れるコーヒー用スケールのほうが、より正確に量ることができます。

お湯も豆と同じく、スケールで量るとよいでしょう。

計量カップの目盛りでは、正確なお湯の量を量れないからです。

手順2・フレンチプレスを温めておく

あらかじめ器具を温めておきましょう。

フレンチプレスは高温のお湯で約4分抽出しますが、その間にお湯が冷めないようにするためです。

温め方は抽出用に用意したお湯を器具に注ぐだけ。

注いだお湯はポットに戻してもよいですが、お湯の温度を下げないためにも、捨ててしまうのが理想です。

手順3・沸騰したてのお湯を注ぐ

お湯は沸騰したてのものを使いましょう。

おいしいコーヒーを淹れるにはお湯の温度が大切です。

熱いお湯で抽出することでしっかりした苦みとコクが出て、香りの広がりもよくなります。

手順4・プランジャー（金属製のフィルター）を押し下げる

お湯を注ぎ約4分抽出したら、プランジャー（金属フィルター）をゆっくり押し下げます。

一気に底まで押し下げてしまうと、コーヒーの成分が出すぎてしまい、苦みやエグミの原因になるので注意しましょう。

手順5・出来上がったコーヒーをカップへ注ぐ

ゆっくり時間をかけて抽出されたコーヒーをカップに注ぎます。

このとき、最後まで注ぎ切らないのがポイントです。

フレンチプレスは金属フィルターなので、細かな粉がどうしてもコーヒーの中に混ざってしまいます。

気にならない人もいますが、口当たりに影響するので最後まで注がず少しだけ飲み残すと、よりおいしいコーヒーになります。

フレンチプレスにおすすめのコーヒー豆

フレンチプレスはコーヒー豆の味がダイレクトに出る抽出方法です。

けれどよい豆、高級な豆で淹れればそれだけでおいしいフレンチプレスになるかといえば、それは違います。

豆の銘柄よりも大切なのは鮮度です。これはハンドドリップでも同じです。

フレンチプレスにおすすめの豆はコクと苦みのバランスがよいこと。

そこで筆者が普段飲んでいるフレンチプレスにおすすめの豆を1つだけ紹介します。

出典：松屋珈琲　コーヒー生豆　ブラジル ショコラ (1kg袋)｜amazon

ブラジルショコラは、ケーキのような甘みが特徴です。

ブラジルは元来、甘みのある味わいが特徴ですが、ショコラはより特徴的で、普段コーヒーを飲まない人にもおすすめです。

たとえていうならティラミスを思わせる味で、甘みがありビターチョコレートを彷彿させます。

朝はスッキリと、ブレイクタイムはしっかり濃いめに淹れても楽しめます

フレンチプレスがまずい場合は、淹れ方やコーヒー豆を変えてみよう

今回の記事ではフレンチプレスがまずくなる原因と、おいしくコーヒーを淹れるポイントを紹介しました。

フレンチプレスは、本来は技術がなくてもおいしいコーヒーを淹れられる器具です。

フレンチプレスをおいしく淹れるポイントは新鮮な豆を高温で抽出することです。

くわえて、この記事で紹介した、まずくなる原因を取り除き自宅でおいしいコーヒーを楽しみましょう。

もっとフレンチプレスについて知りたいという人は下記の記事も参考にしてみてくださいね。

スターバックスの店員さんがフレンチプレスの淹れ方を説明しているので、きっとおいしいコーヒーを淹れられるようになりますよ。

COERITE COFFEEでは、公式LINEを運営しています。コーヒーについて、質問や知りたいことがあれば、ぜひ登録してみてくださいね。

おとうさん

妻の「おいしいね」が聞きたくて。きっかけは結婚式の引き出物。そこで頂いたドリップバッグの香りに魅せられてコーヒーの道へ。お小遣いの範囲で楽しめるのがコーヒー、少しずつ道具を揃えて毎朝妻と私の分をドリップしています。寝ぼけ眼で「いい匂い、今日もおいしいね」コーヒーの香りと一緒に幸せが広がります。妻のおいしいねが聞きたくて、今日も豆を挽いています。