コーヒーを趣味にして資格を取ろう!取得するメリットやおすすめ12選
コーヒーが趣味、というおしゃれな大人に憧れますよね。
資格の知識を活かすことで、カフェのようなおいしいコーヒーを淹れることもできます。また、コーヒーに関する資格を取得すれば、ただおしゃれなだけではなく趣味に箔が付くでしょう。
この記事では、コーヒーに関する資格をランキング形式で難易度別に12種類を紹介。
ユーキャンなどの通信講座でコーヒーを趣味として楽しむレベルの資格から、コーヒーを極めて仕事でも使える高難易度の国際資格まで、難易度別に紹介していきます。
どのような資格をとればスキルアップに繋がるのかが分かり、趣味のレベルを上げることができますよ。
目次
コーヒーを趣味にして資格をとるメリットとは
コーヒーの資格は調理師免許のように国家資格ではありません。
では、なぜコーヒーの資格をとる人が多いのか。それは資格をとることでコーヒーに関する知識があるという証明になるからです。
コーヒーの資格を取得して、知識を増やすことで、毎日のコーヒーをよりおいしく淹れられます。また、将来的にカフェや飲食店を開業したい人も、資格を持っていることで有利になることもあるかもしれません。
自称ではなく、資格を取得して公に認められるバリスタを目指しましょう。
コーヒーを趣味に!初心者向け資格
コーヒー初心者向けの資格を、おすすめのものからランキング形式で紹介します。
最近コーヒーを趣味として始めたばかりの人、これからコーヒーを趣味にしようとしている人におすすめの資格です。
コーヒーに関する基本的な情報や知識があれば比較的、簡単に取得しやすいものが多いので、気になる人は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
1.コーヒーソムリエ
コーヒーの資格のなかでも知名度が高く、「日本安全食糧料理協会」という団体が認定している資格がJAFCA認定コーヒーソムリエです。
コーヒー豆の産地や種類、おいしい淹れ方や焙煎方法など、コーヒーを楽しむために必要な知識が問われます。
コーヒー好きの趣味を活かして資格をとってみたい人は、在宅での試験のみなので気軽に受験ができるので、おすすめです。
- 受験資格:特になし
- 受験料:10,000円(税込)
- 受験方法:在宅
2.コーヒースペシャリスト
コーヒースペシャリストは、formie(フォーミー)というオンライン通信資格サービスでとれる資格です。コーヒーのプロとなる技術を修得できる講座を受講することで試験が受けられます。
スマホやパソコンで学ぶことができるので忙しい人にもおすすめです。
コーヒー好きならマスターしたいラテアートや、それぞれのコーヒーに合ったフードペアリングも学べます。
- 受験資格:コーヒースペシャリスト
- 資格取得講座の受講受験料:38,500円(税込)※講座受講料込み、初回980円で受講可
- 受験方法:在宅
3.カーサバリスタ
カーサバリスタ資格は、コーヒー豆に関する知識、焙煎と風味の関係性、コーヒーの淹れ方など、コーヒーの専門家であるバリスタとしての知識と技術の証になります。
こちらは資格のキャリカレによる3カ月間の通信講座を受講した人が受験できる資格です。
コーヒー好きの人のプラスαの知識としてもおすすめですよ。
- 受験資格:コーヒー&紅茶カフェマスター講座の受講
- 受験料:5,600円(税込)
- 受験方法:在宅
4.コーヒーコーディネーター
コーヒー豆の知識や焙煎・抽出方法が身につく、約6カ月の日本創芸学院のコーヒーコーディネーター講座。この講座を修了することで、コーヒーコーディネーター資格の認定証書を授与されます。
コーヒー豆や、ドリッパーに電動コーヒーミルなどの「コーヒー実習用セット」つきで受講できたり、知識だけでなく実用的な技術も身につけられたりするのがこの講座のポイントです。
初心者でも安心の本格的なコーヒーの知識と技術、そしてカフェ開業のノウハウまで学べます。
将来的に自分のお店を持ちたい人も最初のステップとしておすすめです。
- 受講講座:コーヒーコーディネーター講座
- 受講料:一括払い70,400円(税込)
- 分割払い4,862円(税込)×15回(計72,930円)
- 受講方法:在宅
5.ドリップマスター
ドリップマスターは、日本で唯一のコーヒー専門教育機関であるUCCコーヒーアカデミーが監修した、ユーキャンのUCC匠のコーヒー講座により得られる資格。プロ厳選の道具一式がセットになっているのが特徴です。
4カ月で一定課題をクリアし講座を修了すると、コーヒーに関する知識とスキルの証明となる「UCC ドリップマスター」の称号が授与されます。
コーヒーを淹れる腕を磨き、こだわりの一杯を作りたい人におすすめです。
写真やイラストをたっぷりと使用したオールカラーのテキストなので、雑誌感覚でコーヒーについて楽しく学べますよ。
- 受講講座:UCC匠の珈琲講座
- 受講料:一括払い69,000円(税込)
- 分割払い5,800円(税込)×12回(計69,600円)
- 受講方法:在宅
6.J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター3級
J.C.Q.A.認定コーヒーインストラクター3級は、コーヒーに興味がある人を対象とした入門的な資格です。
全日本コーヒー商工組合連合会の加盟店がそれぞれ独自で開催しているので開催場所に行かなければなりません。しかし、受講料も安く試験もないので、学科講習会の受講のみで資格を取得できるのがポイントです。
手軽にコーヒーの勉強を始めたい人も、入門編的なコーヒーの知識と鑑定技術など基礎をしっかりと学べるのでおすすめですよ。
- 受講料:1,500円
- 受講方法:全日本コーヒー商工組合連合会の加盟店
スキルアップしたい!中級者向けの資格
次はコーヒー初心者よりもワンランク上の資格を紹介します。
ある程度の期間、コーヒーを趣味としている人におすすめの資格です。
また、これからコーヒーを趣味として始めようとしている人や、周りに自慢できる資格が欲しい人も中級者向けの資格取得を目指して勉強してみるのもよいかもしれませんね。
これからご紹介する資格を取得することでスキルアップはもちろんのこと、信頼感を得られ自分の自信にもつながりますよ。
7.J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター2級
全日本コーヒー商工組合連合会(J.C.Q.A.)認定のコーヒーインストラクターは、コーヒーの正しい知識の普及や技術の向上などを目指す、日本初のコーヒーに関する資格です。
その1つであるコーヒーインストラクター3級では学科講習を受講するだけでした。しかし、2級からは学科と実技講習会を受講後に検定試験を受験できます。
コーヒーの基礎知識にくわえ、コーヒーの対面販売に従事する人に求められる知識や鑑定技術も問われます。難易度は高いかもしれませんが、合格率は約9割近くあるのでこれからコーヒーに関する仕事をしたい人にもおすすめです。
- 受験資格:特になし
- 受講料:22,000円(税込)、コーヒー検定教本代:4,000円(税込)
- 受験料:5,000円(税込)
- 受講方法:各会場
8.SCAJ認定コーヒーマイスター
日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)が主催するコーヒーマイスター養成講座を修了し、実技講習会後の認定試験に合格すると、コーヒーマイスターとして認定される歴史のある資格です。
受験するにはSCAJ会員になることが求められますが、コーヒーに関する基本的な知識から始まり国際的なコーヒー産業や経済についても学べます。
SCAJのサイトによると合格率も約8割程度と取得しやすいようなので、幅広く知識を身につけたいコーヒー好きな人にはおすすめの資格ですよ。
受験資格:コーヒーマイスター養成講座受講、実技講習会参加
受験料:39,420円※講座受講料込み
受験方法:養成講座のみ在宅
9.JBAバリスタライセンスレベル1〜3
JBAバリスタライセンスは、日本バリスタ協会(JBA)が主催する、すでにバリスタ(アルバイトも可)として働いている人やエスプレッソコーヒーを抽出できる人が取得できる資格です。
バリスタに求められる幅広い知識や技術の習得が可能です。レベル1から受講して、試験に合格するとレベル2、レベル3と難易度をあげることができます。
コーヒー関連の仕事をしている人のステップアップとしても最適な資格ですね。
- 受験資格:それぞれ認定校での2日間の座学・実技講習を受講
- 受講料:レベル1 37,000円、レベル2 50,000円、レベル3 60,000円
- 受験料:レベル1 15,000円、レベル2 20,000円、レベル3 15,000円
- 受験方法:各会場
コーヒーのプロに!上級者向け資格
ここからはコーヒーの達人レベル、プロとして仕事でも活かせる資格を紹介します。
この資格を持っていれば周りに自慢できること間違いなしです。
記事の冒頭でもコーヒーに関する国家資格はないと述べましたが、バリスタになるのも資格は必要ありません。
しかし、これから紹介する資格には高い専門知識と技術が必要であり、世界で通用する資格もあるので、ぜひチェックしてみてください。
10.コーヒーインストラクター1級検定
コーヒーインストラクター1級検定は、コーヒーインストラクター2級合格者が受験できる資格です。コーヒー製造業者に必要なプロとしての高い専門知識と鑑定技術が求められます。
公式サイトによると合格率は3割程度。難しい試験ですが、コーヒーに関する仕事をしている人のなかにはこの1級合格を目標にしている人も多い資格です。
コーヒーについてより深く勉強したい人は、ぜひ1級の合格を目指してみてください。
受験資格:コーヒーインストラクター2級合格者
受講料:37,000円(税込)、コーヒー検定教本代:4,000円(税込)
受験料:10,000円(税込)
受講方法:各会場
11.J.C.Q.A認定コーヒー鑑定士
J.C.Q.A認定コーヒー鑑定士は、コーヒーインストラクター1級合格者のみが受講可能です。商品設計・生豆鑑定・品質管理の3教科による講習会と検定試験がおこなわれます。コーヒーの資格のなかでも難しい資格試験として有名で、公式サイトによると合格率はわずか4%です。
最難関といわれる資格だけに、コーヒーインストラクター1級より上を目指したい人は最終的な目標の1つとしてコーヒー鑑定士に挑戦してみてはいかがでしょうか。
受験資格:コーヒーインストラクター1級合格者
受講料:40,000円(税込)、コーヒー検定教本代:4,000円(税込)
受験料:10,000円(税込)
受講方法:各会場
12.Qグレーダー 国際的コーヒー鑑定士資格
Qグレーダーは、世界で1つしかない国際的なコーヒー鑑定士の資格になります。唯一の国際資格なのでコーヒー業界では人気が高いです。
Qグレーダーの認定者は、スペシャルティコーヒー協会の基準に則り、コーヒーを客観的に評価できる技能者です。
資格取得には6日間連続の研修・試験が必要となり、ハードルは高いですが、世界的に通用する資格はとても魅力的ですよね。
コーヒーを仕事としている人は、この資格を取得できると世界に羽ばたくきっかけになるかもしれません。
受講料や受講方法などの詳細は開催地によって異なるため、直接確認してください。
コーヒーの趣味をより深めるために資格を取得してみよう!
コーヒーを趣味として始めたばかりの初心者向けの資格から、ワンランク上の資格を目指す中級者向け、そしてコーヒーのプロとしての上級者資格を紹介しました。
さいごに紹介した資格を簡単にまとめておきます。
資格 | 難易度 | 価格 | サイト |
コーヒーソムリエ | 初級 | 10,000円(税込) | コーヒーソムリエ認定試験|日本安全食料協会 |
コーヒースペシャリスト | 初級 | 38,500円(税込)※講座受講料込み 初回980円で受講可 |
コーヒースペシャリスト資格取得講座 | formieの通信講座 |
カーサバリスタ | 初級 | 5,600円(税込) | カーサバリスタ資格|日本能力開発推進協会 (JADP) |
コーヒーコーディネーター | 初級 | 一括払い70,400円(税込) 分割払い4,862円(税込)×15回(計72,930円) |
コーヒーコーディネーター講座|ハッピーチャレンジゼミ |
ドリップマスター | 初級 | 一括払い69,000円(税込) 分割払い5,800円(税込)×12回(計69,600円) |
UCC匠の珈琲通信教育講座|資格取得なら生涯学習のユーキャン/ |
J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター3級 | 初級 | 1,500円 | コーヒーインストラクター検定|全日本コーヒー商工組合連合会(J.C.Q.A.) |
J.C.Q.A認定コーヒーインストラクター2級 | 中級 | 受講料:22,000円(税込) 受験料:5,000円(税込) |
コーヒーインストラクター検定|全日本コーヒー商工組合連合会(J.C.Q.A.) |
SCAJ認定コーヒーマイスター | 中級 | 39,420円※講座受講料込み | コーヒーマイスター|日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ) |
JBAバリスタライセンスレベル1〜3 | 中級 | 受講料:レベル1 37,000円、レベル2 50,000円、レベル3 60,000円 受験料:レベル1 15,000円、レベル2 20,000円、レベル3 15,000円 |
JBAバリスタライセンス|日本バリスタ協会 |
コーヒーインストラクター1級検定 | 上級 | 受講料:37,000円(税込) 受験料:10,000円(税込) |
コーヒーインストラクター検定|全日本コーヒー商工組合連合会(J.C.Q.A.) |
J.C.Q.A認定コーヒー鑑定士 | 上級 | 受講料:37,000円(税込) 受験料:10,000円(税込) |
コーヒー鑑定士|全日本コーヒー商工組合連合会(J.C.Q.A.) |
Qグレーダー 国際的コーヒー鑑定士資格 | 上級 | ※サイト確認 | Qグレーダー|日本ペシャルティコーヒー協会 |
コーヒーは日本国内だけでなく、世界規模で認められた国際的な産業でもあります。コーヒーの資格を取得すれば、趣味に活かせるだけでなく周りにも自慢できたり、セカンドキャリアとしても活かせたりするでしょう。
同じ豆でも淹れ方によってさまざまな個性が出るコーヒー。みなさんもこのとても奥深いコーヒーの世界にもう一歩踏み込んでみませんか。