COWRITE COFFEE代表の今野直倫です(27歳の男です)。
石川県の金沢市というところで、小さなコーヒー屋をやっています。
フリーランスWebマーケター・Webマーケター養成スクールの講師としても活動中です。
みんなで作るコーヒー屋「COWRITE COFFEE」代表取締役
自家焙煎のコーヒーを取り扱うCOWRITE COFFEEを2021年12月にオープン。
現在は、日本各地のコーヒー豆が集まるカフェとして、金沢に移転し運営中です。
遠方にお住まいの方は、ぜひ、Webショップを覗いてみてください。
フリーランスWebマーケター
コーヒー屋を運営しながら、Webマーケターとしてもお仕事をしています。
元々はライターでしたので、たまにですが、自分で記事を書くこともあります。
お仕事のご依頼も承っておりますので、ご検討中の方は下記をご覧ください。
フリーランスWebマーケター養成スクール講師
コーヒー屋オーナー・フリーランスWebマーケターの経験を活かして、講師もしています。
Webマーケター養成スクール「WEBMARKS」では、主にフリーランスのマーケターを輩出。
僕をはじめとして、現役のWebマーケターが、受講生の指導にあたっています。
コーヒー屋になる以前のお話
コーヒー屋をやるということは、自営業、いわゆるフリーランスです。
「フリーランスなんて別世界の話だろ」
「好きなことで生きられるのは一部の人だけだ」
小学校、中学校、高校と公立の学校に通い、将来が定まらず大学院に進みました。
何となく教員免許を取り、大学院に通いながら教壇に立つ日々。
人生のレールというレールに乗っかってきた僕が、なぜフリーランスになったのか。
少しだけお付き合いいただけると嬉しいです。
心気症を発症する(2018年・夏)
暗い話ですみません。
僕は大学4年のころに「心気症」という心の病を発症しました。
- 頭痛、腹痛、皮膚の異常などのささいな心身の不調から、がんや心臓病などの何か重い病気ではないかと強い不安・恐怖を感じてしまう。
- 検査で体に異常がないという結果が出ても、重い病気ではないかという考えを変えられず、病院を転々とする。
常に「病気で死ぬんじゃないか?」という恐怖に囚われていました。
誰かと一緒にいても、頭の中は病気のことばかり。
病院を転々とし、先生に「異常はない」と言われても信用できません。
ちょっと普通の精神状態では信じられないですよね。
でも、僕自身は「病気だ」と思い込んでいるのです。
死ぬ瞬間のことや、どうやって死ぬのか、死んだ後どうなるのか。
鮮明に頭の中で繰り返します。
最終的には心療内科に通院することになり、薬を半年ほど服用。
「自分は病気だ」という思い込み、原因不明の体調不良と約2年間葛藤しました。
通勤中に気絶(2019年・冬)
大学院に通いつつ、週4で高校に勤務していたある日のこと。
朝6時くらいに東京の某駅から東京メトロに乗り、満員電車に揺られていました。
確か最後にアナウンスを聞いたのは「国会議事堂前駅」だったと思います。
そこから記憶が飛んで、気付いたときには、
「今野さーん!大丈夫ですか?聞こえますか?」
という救急隊員さんの声が聞こえ、強烈な吐き気に襲われていました。
救急車で病院に搬送されて検査を受け、その後は半日点滴。
原因は不明でしたが、命に別状は無く大事には至りませんでした。
ただ、このとき「人間いつ死んでもおかしくない」ということを実感しました。
高校教員を辞める(2020年・春)
「人間いつ死ぬか分からない」「後悔しないように生きる」
なんて言葉はよく聞きますし、知っていたつもりでした。
が、実は全く分かっていなかったと気付かされました。
死について考え尽くした「心気症」、死を身近に感じた「通勤中の気絶」、死について真剣に向き合った2年間。
人間いつか死ぬのであれば、「好きなことして生きた方が良いな」と実感しました。
そこで、一番に思いついたのが「コーヒー」。
心気症に苦しんでいる間、「コーヒー」が気を紛らわせてくれていたからです。
コーヒーを淹れている間や、カフェで店員さんと話しているときは、心気症のことを忘れられました。
コーヒーは人に癒しを与える。
そう感じた僕は、「コーヒー」で生きていこうと決めました。
年度末に教員を辞め、コーヒー屋 / ライターの活動を始め今にいたります。
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コーヒー屋をはじめてから現在まで
勢いで教員を辞めてしまった僕には、当然、お金などありません。
それまで、コーヒー屋さんやカフェで働いたことがなかったので、おいしいコーヒーを淹れる技術も、人脈もなかったです。
でも、コーヒー屋さんに勤めて、勉強しようとは思えませんでした。
なぜなら、組織に属して働くということに、挫折していたからです。
全国を回ってコーヒーを淹れる
お金のない僕には、コーヒー屋を立てることは夢のまた夢。
でも、「今できることをやらないと前に進めない」と感じて、全国を回ってコーヒーを淹れ始めました。
レンタルスペースを借りたり、フリマに出店したりといったことです。
ときには車中泊もして、コーヒーイベントに出店しまくりました。
それが、コーヒー屋としての、僕のキャリアの始まりです。
「コーヒー屋」と「執筆業」二足の草鞋
しかし、最初の2〜3ヶ月で、どうしようもない現実に気付きました。
「コーヒー屋だけじゃ、食っていけない……」
当然といえば当然ですが、その頃の僕には、後先を考えるという賢さは全く備わっていなかったのです。
そこで、場所や時間を選ばずにできる仕事はないかと探していたところ、「Webライティング」に出会います。
コーヒー屋とWebライターの二足の草鞋を履いて、半年後には何とか生計を立てられるようになりました。
教員を辞めて3年、ついに実店舗をオープン
こんな感じで二足の草鞋を履いてきて、約3年後。
ついに、念願の実店舗をオープンするに至りました。
元スターバックスブラックエプロンの相方、北野くんを仲間にして、新たなスタートです。
Webライターもキャリアアップして、現在は、Webマーケターというポジションでお仕事をしています。
これからも二足の草鞋は続きますし、続けたいと思いますね。
【NEW!】カフェオーナーとWebマーケター養成スクール運営(2023年1月追記)
4年目となる2022年7月に、北野くんの地元である石川県金沢市にお店を移転。
全国のロースターさんのコーヒー豆が集うセレクトカフェとしてリニューアルしました!
店舗運営を北野くんに任せる形で、僕はオーナーという立場で経営に従事しています。
また、フリーランスWebマーケター養成スクールの運営にもガッツリ携わることとなり、
4年前の僕のようにフリーランスとして独立したいという方をサポートする日々です。
理想の生き方や働き方を実現する人がもっと増えるよう、尽力していきます!!
これからの展望
教員を辞めてから、コーヒー屋をオープンするまでに約3年。
知識0、経験0、資金0から、知恵を絞って、試行錯誤して、なんとかかんとか漕ぎ着けることができました。
この3年でわかったのは、コーヒー屋を作るというのは、特別なことではないということ。
一部の人しか成し遂げられない夢物語ではないということです。
やるべきことをやり、頭を使いながらも、がむしゃらに進んでいけば、夢は夢ではなくなります。
知識も経験もお金もなかった僕が成し得たのですから、説得力はあるのではないでしょうか?
勇気を与えることができるのではないでしょうか?
このメッセージが、4年前の僕のような人に届くと願って、筆を置きたいと思います。
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
追伸
これからコーヒー屋を始めたい。
フリーランスとして独立したい。
そんな4年前の僕のような方の力になりたいと思っています。
TwitterのDMから、ご質問・ご相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください!